第70期王将戦七番勝負第6局

将棋

 第70期王将戦七番勝負第6局が、3月13・14日(土・日)に、島根県大田市「さんべ荘」で行われ、渡辺王将が113手で永瀬王座に勝ち4勝2敗で防衛しました。
※日本将棋連盟WEBページより引用

棋譜解析結果

開始日時:2021/03/13 15:11
終了日時:2021/03/14 19:25
棋戦:第70期王将戦七番勝負第6局
戦型:角換わりその他
持ち時間:8時間
消費時間:113▲441△452
場所:島根県大田市「さんべ荘」
先手:渡辺明王将
後手:永瀬拓矢王座

 千日手指し直し局は、渡辺明王将が先手。角換わりから先手が桂馬をポンポン跳ねて先行するのに対して後手が馬を作る乱戦模様。均衡を保ったまま初日は終了。2日目に入って先手がリードし途中追いつかれるもリードを保ったまま差を広げていきそのまま勝ち切った。

局面図

72手目△3一歩

 71手目▲2三同飛成の局面。2三の地点で先手から角と銀、歩の二枚替えながら飛車を成り込んだ局面。すでに終盤に近いようだが、若干先手が指しやすいものの本局面でのソフト評価値は先手+282形勢互角。ソフト読み筋は△4七桂打▲5八玉(59)△6六桂(54)▲同歩(67)△7五銀(64)▲1三龍(23)△3九桂成(47)▲5六香打△6二玉(51)。
 本譜は72手目△3一歩。この手で評価値は先手+622先手有利に。

80手目△2三歩

 79手目▲2四龍の局面。王手飛車狙いで後手が△1二飛とぶつけたのに対して龍が逃げた局面。ここではソフト評価値は先手+617先手有利のまま進んできた。ここでのソフト評価値は△6七角打▲5八銀打△8九角成(67)▲5六香打△6二玉(51)▲4七銀(58)△6七馬(89)▲5八金(69)△6六馬(67)▲4五桂打△4一桂打。
 本譜は80手目△2三歩。ソフト評価値は先手+867となり差が開いて先手優勢へ。

92手目△5五桂

 91手目▲3六龍の局面。90手目▲2四香と龍に当てたの対して龍がかわした局面。ソフト評価値は先手+1,452先手優勢。ソフト読み筋は△6六馬(99)▲3三歩成(34)△7五馬(66)▲4七銀(58)△7七歩成(76)▲2三と(33)△8二飛(12)。
 本譜は92手目△5五桂。この手で評価値は先手+2,173先手勝勢

 その後も先手が確実に差を広げていけ113手目の▲3二金(先頭図)で後手投了となった。投了図以下は[-Mate:28] △6一玉(51)▲4一龍(31)△5一銀打▲4二金(32)△7二玉(61)▲5二金(42)△3九桂成(47)▲2七玉(38)△3八成桂(39)▲5一龍(41)△3七成桂(38)▲同金(48)△1六銀打▲3六玉(27)△2七銀(16)▲同金(37)△3五歩打▲同玉(36)△8三玉(72)▲6二龍(51)△8二歩打▲同桂成(74)△同馬(92)▲7四金打△9三玉(83)▲8五桂打△9二玉(93)▲8三銀打。

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