金時山 2020年11月22日

旅行

 半年以上にわたる在宅勤務の引きこもり生活がとても辛くなってきたこともあって、うちの人の発案で山歩きにでかけきました。うちの人は最近数回お友達に誘われて初心者コースにでかけておりますが、私は二十数年前に高尾山に上ったぐらいです。最近ブームだし次男も誘って一緒にでかけました。

1. 準備

1.1 行先を決めました

 いつも旅行前はじっくり調査をしてから綿密に計画を立てるのですが、今回はうちの人に任せきりでした。2日前ぐらいに「金時山と御岳山のどっちがいい?」とか「行き方ちょっと調べといてね。」とか言われて大慌てで調べだしたんですが、これがまたさっぱりわからんのです。最近は山歩きブームなのでブログなどで登山記録やおすすめコース紹介などがいっぱいあるんですが、全体地図がほとんどついておらず、登山口が何カ所くらいあるのかやそれぞれの登山口毎の情報(山頂までの時間、最寄の駅とかバス停/駐車場等)を俯瞰的に説明してるやつがあんまりないのですよ。

 それでもいろいろ調べてるうちに御岳山は比較的わかりやすく、登山口は一カ所滝本駅からケーブルカーの一択みたいで車でも行けそうだし道路の渋滞情報を調べてアクセスは決めればよいかなってことが分かりました。
 ちなみに東京都御岳ビジターセンターHPに載ってた「御岳山イラストマップ」(↑)は分かりやすかったです。

 金時山はやっかいで南側(国道138号線から)の登山口は、ふじみ茶屋(乙女峠)、乙女口、金時神社入口、金時登山口の順に4箇所あり、北側は地蔵堂口から足柄峠を経由するコースと直接金時山へ向かうコース(金太郎コース)ってのがあるらしくかつ足柄峠コースは途中の車止めゲートの手前に駐車場があってそこまで車が乗り入れられる。
 上のイラストは南足柄市の公式HPに掲載されてるハイキングコース「足柄峠・金時山コース,金太郎コース」の案内です。南側(箱根側)の乙女峠に関する情報がありません。一方箱根側の案内では北側(足柄側)の案内がほとんでありませんでした。そんなこんなで、金時山への行き方はさっぱりわかんねーなー、こーなったら、ガイド本みるしかないなと思いながらKindle Unlimitedで金時山のってるガイドブックを4冊ぐらいダウンロードをして調べ始めました。

 そうこうしてるうちに、前日の夜に、うちの人が「御岳山は一回行ったし、紅葉は終わってると思うから、金時山にしよう。」ってことで行先はあっさり金時山に決定しました。

注:金時山から北側のルートは山歩きした日(2020年12月22日)の時点では閉鎖され通行できなくなってました。WEBに情報は出てました(ハイキングコースの通行について)がそれに気づかず金時山へ登って初めて知りました。たまたま、南側からのルートを選んでラッキーでした。

1.2 行き方を決めました

 行先が金時山と決定したため本格的にアクセス方法の検討に入りました。
 金時山は登山口が複数あって「縦走に向いてるので自動車は適していない」っぽいことがどこかに書いてあったのと、コロナ第3波が本格化したなかで最後の駆け込みお出かけでこの3連休は混雑や渋滞が予想されたことから、電車バスを使うことにしました。ほいで、家からは始発バス(6時15分)で出発することだけ決めました。

 登山コースを決めなきゃ話になんないので、最初は安易に「金太郎コース」にしようかと思ったのですが、いきなり7.5Km、3時間45分も歩けるものなのかと不安になり、それじゃと、南側から山頂に上がってまだまだ行けそうなら北側に抜けることにしました。

 ほいで、南側のアクセスの調査開始したのですがいろんなブログみると前述の案内マップにのっていない乙女峠のルートをすすめているが複数あったので、乙女峠側から上がって北側に抜けるのがしんどければ帰りは金時登山口から降りるルートにしました。乙女峠まで行くルートもバスや電車の本数が少なくて時間によってルートが全然違ってきたりするんですがまあ出発時刻は決めていたのでナビタイムで確認して行けばまあ大丈夫でしょうってことで準備完了です。登山用の装備は何も持ってないので他の準備は特に何もなしで、普段履きのスニーカーと上下ジャージに普段使ってる斜めがけのボディーバックという超適当な装備となりました。

2. 旅程

11月22日(日)

往路(移動)

 当初はナビタイムの言うがままに小田急で愛甲石田まで行き、東名厚木から高速バスに乗って乙女峠のバス停まで行くルートだったのですが、道中、確認したら高速バスは予約がいることが判明しました。とっさに予約の取り方がわからず、急遽第2候補の秦野から御殿場まで小田急特急ふじさん1号に乗るルートに替えました。御殿場から乙女峠バス停までは箱根登山バスです。到着時刻は1分しか変わらずラッキーでした。小田急特急ふじさん1号も予約が必要なんですが、ナビタイムの画面から予約ボタンがあってあっさり予約できました。

6:40 町田駅でJR横浜線から小田急小田原線急行(6:57発)に乗り換え。町田で御殿場までの乗車券と予約済みの特急券を購入。

7:34 秦野で小田急特急ふじさん1号(7:35発)に乗り換え。実はロマンスカーでした。切符買うとき御殿場はJR東海だからPASMO使えないとか言われて意味わからんかったけど、実は松田駅から先はJR線に乗り入れるんですね。初めて知りました。登山装備の人が大勢ロマンスカーから下車してきて、乗車するのは僕たちぐらいでした。

8:13 JR御殿場駅到着。御殿場駅って思ったより小さいかった。箱根乙女口から箱根登山バス[G]御殿場線のバス停に向かいました。ここでも登山姿の人はあまりいなかった。

8:36  箱根登山バス天悠行(8:20発)に乗車しました。ナビタイムだと乙女峠まで180円とか記載されてたけど全然高くて560円でした。全然登山ぽい人はいてません。

8:40 無事乙女峠バス停に到着。僕たち以外には2組3人の女性が下車して付近をうろついてました。本来ならこのあたりから、富士山の眺望がすばらしいはずなんですがあいにくの曇天で富士山見えませんでした。登山口に向かいます。

往路(登山)

 いよいよ登山開始ってことで、人の少なさにびっくりしました。前日ニュースで高尾山頂付近の人込みが放送されていたので、そんな感じかと思いきや登山口付近では誰もいないです。富士山の眺望を楽しみにきたのですが、あいにくの曇天で残念でしたが、ほぼ初登山ってこともあってあんまり気にならず、登山にチャレンジしました。

8:45 乙女・金時山登山口。バス停から20m程度進行方向に進んで左に入ればすぐに登山口があります。いよいよ登山開始です。ここから右に入ります。

8:45 登山口の標識。本当の乙女峠経由で金時山山頂へ。乙女峠まで25分、金時山まで75分。

8:45 最初の登山路。高尾山みたいに舗装された道を想像してたら、結構本格的でビビる。コンパスとか地図とか持ってないけど大丈夫かとちょっと不安。

9:02 15分ぐらい登り続けてる。石がごろごろして歩きにくいし慣れてないので思ったよりきつい。このあたりが一番しんどかった。

9:09 乙女峠到着。順調。ここで初めて他グループと合流。みんな乙女口バス停側から登ってくるようです。5,6組の人がいてすぐそばの休憩所(テーブルとベンチ)は埋まってました。

9:09 乙女峠から望む富士山。この日の富士山はこれがベストショット。乙女峠で10分ほど休憩。厚着で登り始めたのでここで2枚ぐらい脱いだ。金時山まで50分の看板あり。

9:35 まだまだ上りが続く。このあたりでは少し慣れてきたかも。

9:36 長尾山頂。金時山まで35分。このあたりはなだらかだけど、ここ越すとしばらく下りが続く。せっかく上ったのにもったいない感あり。

9:51 しばらく下ったあとは一転して、急な登り。何カ所かこういうところありました。

10:20 金時山頂が見えた。この手前から下山グループと頻繁にすれ違いはじめる。クロスカントリーで走ってるチームもいた。

10:21 無事山頂到着。流石に山頂は混みあってました。多分、仙石原側から登ってくる人が多数派なんですね。あと、とても寒くて脱いだ服を全部着込んだ。残念ながら富士山は全く見えませんでした。

10:31 金時娘の茶屋で味噌汁(500円)。結構混んでたけど丁度席が空いた。

復路(下山)

 やはり山頂は混みあってました。風が強くとても寒かったです。味噌汁飲んだあと持参してきたおにぎりで腹ごしらえしたら小一時間で下山することにしました。比較的元気だったので足柄山側におりようと下山路を探してもみあたらないのですよ。ちょっとうろうろしたら下山路らしひところにロープが張ってあって通行止めになってました。張り紙も出てないし、山頂で誰も騒いでないし超不思議でした。なんか、今年はずっと足柄側は通行禁止のようで山登りする人にとっては常識なんですね。ということで、仙石を目指すことにしました。

11:15 下山直後にいきなり渋滞。急なところは一人がゆっくり進むのがやっとの上、この時間帯は登る人もまだまだいて対面通行になるし、仙石側は人も多いのもあって下山路は途中まで何回も渋滞してました。上り優先だからと登りばっかり通すと上の方で一時的に下りを待ってる場所があって間に詰まってデッドロックになったりして。人多いとムズイです。

11:39 ちょっと時間かかってやっと公時神社~金時神社入口向けの分岐。画面奥から手前に向かって下山してきてここは直進で(さらに手前へ)下っていきました。

11:41 少し行ったところに広場があって10分程度休憩。箱根駒ヶ岳方面の視界が広がってました。箱根の街、仙石原、大涌谷、芦ノ湖が見えます。

11:45 大涌谷のアップ。黒たまご館が見えます。でも曇っててよくわからん。

11:59 道端の花。何でしょう。今回は体育会系の登山で、花鳥風月がまったく楽しめなかったので初めて目にした花を撮影。ほぼ初めての登山で歩くのに集中したのは、それはそれで良かったのではと。

12:10 なだらかに続くくだり。さらに先に続く登山路が見えたりして視界が良いです。
 この手前でマラソンランナーの川内優輝さん(M高史かも)とすれ違いました。トレーニングの格好して走って登坂してました。

12:13 矢倉沢峠の分岐。途中10分程度休憩したけどかれこれ約1時間下ってます。上りは長く歩いてると慣れてくるんですが、下りは歩くほど疲れますね。普段使わない腿の前側の筋肉を駆使するのでかなりきついのです。膝が笑うって状態になります。

12:19 しばらく森の中を下ります。ところどころ紅葉が残ってました。

12:34 金時登山口到着。ここからは舗装路になります。

12:37 国道138号線まで降りる道。ふもとはまだ紅葉が残ってて綺麗。
 国道138号線のバス停からの帰宅ルートを調べながら歩く。仙石バス停から箱根登山バス[T]桃源台線(12:57発)で箱根湯本駅まででてそこから箱根登山鉄道特急で町田までがよさげ。

12:48 国道へ到着。バスまで時間があるので、ラーメン蔵一でお土産の「箱根グランリヴィエール 箱根ラスク」を購入。ここは、登山用に500円/日で駐車できるようです。公衆トイレもありました。

復路(移動)

 近くにバス停あるし時間ぎりぎりまで、余裕かましてて、そろそろと思って近くのバス停にいって時刻表みたら12:57発の箱根湯本行くバスがないのですよ。よくラーメン蔵一のそばのバス停は金時登山口じゃないですか!僕らが目指すべき仙石バス停は350m先です。この辺バス本数少ないし青くなったけど、よく見たら交差点の信号(仙石原)の先にバス停見えてるし、バスは遅れるだろうと予想して、300mダッシュかけました。途中で脱落者も出ましたがなんとか仙石バス停まで移動したら8分遅れでバスが到着。無事乗車できました。

14:01 箱根湯本駅到着。バスは箱根のメインストリート通るので渋滞に巻き込まれて約40分遅れで到着しました。時間は余裕だし、せっかく湯本来たから足湯とかあればいいねとかで街ぶらすることに。箱根湯本は始めてきたけど、凄い人で鎌倉の小町通りみたいな感じでした。

14:08 春風楼で「城下町プリン」を購入。これは帰りの電車でいただくことに。
 駅前の人出が半端なかった。夜ニュースで箱根湯本が全国的に人出が突出してて昨年の同じ日の1.5倍とか言ってて、ニュースで箱根湯本出てきたの初めてみたし超奇遇で受けました。

14:36 小腹が減ったので、駅前のビルの4階にあるオルテンシアで「温泉パスタ(写真)」と「マルガリータピザ」を頼んでシェアしました。地味ながらどちらも美味しかったです。「温泉パスタ」はシャケ、きのこ、のり(見たまま)が入ってる和風味でした。

14:49 オルテンシアは道路の反対側からだと見上げれば良く分かるけど、入口側の歩道からは入口がよくわかんないです。で窓の外を見ると道路の反対側になんと足湯の看板が。いい時間になったしもういいかってことで行きませんでした。身代金引き渡しのため封筒で指示受けなたらあっちこっちに移動させられるような感じでした。

15:01 箱根湯本駅。15:08発の箱根登山鉄道特急はこね54号の席をとりました。これは小田原から先が小田急線に乗り入れるロマンスカーです。

15:10 車中で「城下町プリン」をいただきました。小田原みかん、足柄ほうじ茶、かぼちゃ。

16:18 町田で小田急線からJR横浜線に乗り換えるときにPAULルミネ町田店でクロワッサンとバケットを買って帰りました。

3. まとめ

3.1 費用

家族3人金時山登山の日帰りの総費用です。

費目金額(円)内容
交通17,416電車、バス
食費8,572金時娘の茶屋、他
お土産1,110ラーメン蔵一
合計27,098

3.2 訪問地

ヤマケイオンラインの登山記録はこちら

コメント

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