永瀬拓矢王座に久保利明九段が挑戦する第68期王座戦五番勝負第2局が、9月9日(水)に、京都市東山区「ウェスティン都ホテル京都」にて行われ、久保九段が127手で永瀬王座に勝ち、王座戦は1勝1敗になりました。
※日本将棋連盟WEBページより引用
棋譜解析結果
開始日時:2020/09/09 09:00
終了日時:2020/09/09 20:26
棋戦:第68期王座戦五番勝負 第2局
戦型:ゴキゲン中飛車
持ち時間:各5時間
消費時間:127▲296△300
場所:京都・ウェスティン都ホテル京都
先手:久保利明九段
後手:永瀬拓矢王座
序盤は少し先手の永瀬王座がよさそうだがほぼ互角のまま60手ぐらいから終盤に突入。後手の久保九段が少しリードしてからはじりじりと差を広げて行きそのまま勝ち切った。
局面図
60手目△7一歩
図は59手目▲6一馬と飛車とりに馬が左に寄った局面。評価値は先手+281と先手やや有利の局面。ここでのソフトの読み筋は△5七歩打▲7二馬(61)△5八歩成(57)▲同飛(48)△2四角(33)▲7七桂(89)と攻め合いを目指すところであったが本譜は60手目△7一歩と飛車とりを受けた。この手で評価値は先手+848で先手優勢となり差が広がった。
86手目△1六歩打
しばらく手が進み後手が端歩をあててきたのに対して85手目▲1五同歩と歩を取った局面。評価値先手+1207と先手優勢であるが前の局面からさらに差が広がってきている。ここでソフトの読み筋△1七歩打▲6七歩打△1五香(11)▲3七銀(38)△6七金(66)と後手から攻める順であったが、本譜は86手目△1六歩打と手前から歩を垂らした。この手は少し悪いようで評価値は先手+1607となり先手勝勢となった。
本譜はここからも先手久保九段がリードを広げて行き勝ち切った。
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