旅行記録をブログにしたいなとずっと思ってたのですが、きっかけがないまま1年半あまり過ぎてしまいました。新型コロナウイルスのせいで海外旅行の在り方や現地の様子も大きく変化し、今となってはここに書いた記事がどれだけ役に立つのかは不明な状況になってしまいました。しかしながら、せっかくブログ環境を整えたので整理しておくことにします。ご質問等については極力ご回答したいと思っておりますのでコメント欄やお問合せフォームからお願いいたします。
2020年6月 こまきよ
1. 準備
1.1 旅行計画立案
1.1.1 行先
2018年8月勤務先での働き方改革の一環で5日間連続休暇取得が義務付けられました。家族全員で海外旅行できるのも最後になるかも知れないと思い立ち、世界で一番人気のあるパリと、以前半年ぐらい仕事で滞在経験があっていつか家族と一緒に行きたいなと思っていたイギリスに行こうと決めました。
1.1.2 日程
9連休の最後1日は休養日にあてたいので、土曜日発の土曜日着で6泊8日に決定。旅行時期は比較的自由に選べるので安い時期が良いとは思ったのですが家族の都合にも合わせ翌2019年2月後半にしました。いつもどおりJTBに相談すると2月後半から3月にかけては大学の卒業旅行などで結構混むということが判明したのですが、半年以上先なので予約もまだまだ埋まっておらず希望どおり日程を決めることができました。
自由行動が好きなので、飛行機とホテルだけ選ぶ形式のダイナミックJTBで予約しました。イギリスよりパリの方が言葉とかで難易度高そうだったので最初にパリに行って後半はイギリスで楽することにしました。普通ロンドン、パリって並べるので反対周りの方が珍しいかなってのもあったし。総合的にはこの順番で良かったと思ってますが、パリでの美術館めぐりの日程を組むのには休館日の関係で若干苦労しました。
飛行機は羽田発着、ANAの直通で並び席確保。パリ、ロンドンのホテルはあっさりとダイナミックJTBのお勧めのところにしました。どちらも3泊することにしてパリは市街中心、イギリスはレンタカーでロンドン以外にも足を延ばす方針。当初は以前に半年程度滞在したことがあるバーミンガムまで行きたいなと思ったのですが3泊ではさすがに無理ってことで断念しました。パリ、ロンドン間の移動はユーロスターにしました。
また、この時期パリでは「黄色いベスト運動」と呼ばれる燃料価格の上昇などに対する政府への抗議行動が断続的に継続しており、ちょうど旅行直前にもシャンデリゼ通りでデモ隊と警官との衝突が発生するなど活動が活発化しておりました。旅行に関しても直前まで大丈夫かなという不安はありましたが、結果的にはパリはいつもより空いていて快適に行動できたようです。
1.2 事前予約
1.2.1 モバイルルーター
海外旅行中の通信手段確保は重要です。はぐれてしまった時や日本との緊急連絡とか。最近では海外用プリペイドSIM一択感がありますが、自分の場合は緊急連絡用に日本の携帯電話番号で発着信できる環境を残しておきたいって気持ちがあります。予備スマホがあればそっちに日本で使ってるSIMを差してバックアップとして持ち歩くってのが良いのかなと思っていますが、当時は予備スマホもなかったことから、ひと昔前の標準であるモバイルルーターを借りることにしました。貸出/返却とも羽田空港。
モバイルルーターはグローバルWiFiのイギリス 4G LTE 大容量 / フランス 4G LTE 大容量(22,968円/4人)を選びました。また、全員のスマホは海外ローミング設定で通話できるようにしました。
1.2.2 ホテルへの送迎
イギリスは現地でなんとかなるだろうと思ったのですが、パリはちょっと不安なので知り合いに勧められた「VOYAGES A LA CARTEの日本人ドライバー貸切」を日本から事前にお願いしました。初日のシャルル・ド・ゴール国際空港からホテルと4日目イギリス移動時のホテルからGARE DU NORD駅までの両方を日本で予約しました。ホテルが微妙にパリ市からはずれてるので空港からは+10€で110€、GARE DU NORD駅へは50€でした。事前メールのやりとりでは返信が若干遅れたりして不安はありましたが、お会いするとすごく丁寧で紳士的な方々で確かにお勧めできます。
1.2.3 パリの美術館
パリの美術館の入場に関してはパリ・ミュージアム・パスの2日券を日本で事前購入しました。今だと7,000円のようです。費用面では個別の入場料金しだいですが、専用入場口がある施設が多くほとんど並ばずに入場できたのでとても重宝しました。最近はパス購入者はルーブル美術館の入場予約ができるようでありさらに便利になっているようです。
パリ・ミュージアム・パス 強くお勧めします
パリの美術館は月曜日または火曜日が休館のところが多く土曜日から火曜日までパリ滞在の日程は結果的にあんまり良くなかったかもです。また、ルーブルは火、金、オルセーは木に夜間開館をしており当時は夜間の方が空いていたようだし、美術館めぐりを予定されているかたは月、火は避けてパリに滞在した方が楽に日程が組めるかも知れません。
1.2.4 エッフェル塔
エッフェル塔は日本からWEBでの事前予約をしました。サミット(Top floor)までのチケットを購入し、あらかじめチケットをプリントアウトして持参しました。
30分刻みで予約
1.2.5 ユーロスター
パリからロンドンへの移動(2019年2月19日火曜日)はユーロスターを使うことにしました。パリ側のGARE DU NORD駅はホテルから距離があったので送迎車を使用しましたが、ロンドン側のセント・パンクラス駅はホテルから地下鉄で1駅なので地下鉄を使いました。
日本からの予約は色々なサイトできますがサイトによって料金が異なっており公式サイト(英語)が一番割安のようです。また、ユーロスターの料金は予約の時期や乗車時刻(便)によってかなり変動するようで、2か月前ぐらいに予約した場合は80%オフぐらいになる便もあるようです。自分は1カ月程度前に公式サイトから予約をして70€(約70%オフ)で購入しました。チケットはあらかじめプリントアウトして持参しました。
パリからロンドンへのチケット
乗車時間は2時間25分ぐらいですがパリとロンドンでは時差が1時間あり、パリからロンドンへ行く場合は時刻の差は1時間25分になり1時間得した気分になります。
なお、国境を跨ぐため乗車駅で出国審査が必要であり乗車時刻の1時間前に駅に到着しておくのが基本のようです。チケット購入した際にはそのような注意に気がつかずパリでの送迎予約の際に指摘いただきました。乗車時間もちょうど東京ー大阪間と同じぐらいであり乗車の少し前に駅につけば良いと軽く考えてたので危なかったです。今では、イギリスはEUから脱退したので少しこのあたりの条件は変ってるかも知れません。
1.2.6 レンタカー
イギリスでは以前バーミンガムで車通勤していたこともあったし、今回はロンドン以外にも遠出したかったのでレンタカーを使うことにしました。ホテルからも近いところでセント・パンクラス駅のHertzで借りることにし、JTBのレンタカー予約サイトから2日間予約しました。JTBのサイトからHertzのレンタル予約した場合は10%引きになりました。イギリスはいまだにマニュアル車中心でオートマの方が高いのです。15年ほど前にしばらく出張していたときはマニュアル車乗ってましたが今回は息子も乗るしさすがに。。。
イギリスはマニュアル車中心ですがさすがにオートマ車にしました
ただし、ロンドンでレンタカー借りるのはちょっと大変です。渋滞がひどくて郊外に出ようとしたとき、ロンドンから脱出するのにかなり時間をロスします。また、車で市内を走行した日は渋滞税を支払う必要があります。車の走行はカメラで常時監視してナンバープレートを自動記録しているようで税金の取り立てが厳しいです。自分もちょっとしたミスで罰金払うことになりました。
1.2.7 サッカー観戦
今回の旅行では欧州サッカー観戦も是非取り入れたいイベントでした。旅行日程はなにも気にせず決定したのち、日程内で観戦できる対象を調べたところ候補は以下でした。
- フランスリーグ・アン第25節 2020年2月16日、17日
- UCL ラウンド16 1stレグ 2020年2月19日、20日
- UEL ラウンド32 2ndレグ 2020年2月20日、21日
リーグアン第25節は唯一のパリ本拠地のパリ・サンジェルマンがアウェー戦でありパリ市内での開催がないため断念。UCL/UELはイングランド勢のマンC、マンU、リバプール、トッテナム(UCL)、チェルシー、アーセナル(UEL)の全てが決勝トーナメントに残っておりとても期待できる状態でUCL/UELの組み合わせ抽選会(2018年12月17日)を待ちました。その結果該当期間に英国内開催のカードは以下の通りとなりました。
- UCL リバプール×バイエルン 2月19日
- UEL アーセナル×BATEボリソフ 2月21日
- UEL チェルシー×マルメ 2月21日
そりゃ、どれが観たいといえば当然リバプール×バイエルンなんですが、リバプールまではロンドンからかなり遠い&チケット入手の難易度高そうってことでロンドン市内で開催される、チェルシーを第一候補、アーセナルを第二候補ってことに決めてチケット入手に取り掛かりました。
チェルシー チケットメンバーシップ
チケット購入に関しては全面的にFootyTix – 海外サッカーチケット攻略ブログを参考にしました。まずは、チェルシーのメンバーシップ入手です。上記ブログを参考に進めたのですが、チケットオンリーのメンバーシップがSOLD OUTになってたり(その状態で買えた)、クレジットカードでチケット購入後ずっと会員のステータスがNot an Active Memberから変わらなかったり(48時間かかるようです)して結構あせりました。12月24日にはなんとか26£/1人で家族全員分のメンバーシップを購入できていよいよチケット販売開始のアナウンスを待ちばかりになりました。
UEL ラウンド32 2ndレグ チェルシー×マルメ
2019年1月7日にUELチケット販売のアナウンスがありメンバーは1月18日の07:00(日本時間15:00)から販売開始となりました。販売開始とともにWEBにアクセスし1時間ぐらい待たされましたが無事良い席をゲットできました。UELのラウンド32ぐらいだとチケットも安くてどの席でも25£でした。メンバーシップと合わせて1人51£(約7,000円)なので良いお買い物だと思います。会員証、チケット共に日本まで郵送してもらいました。
1.3 持ち物、その他
1.3.1 電源コンセント
スマホ、タブレット、カメラ、モバイルルーター、モバイルバッテリー、パソコン等の充電で電源は必要です。コンセント形状はフランスはCタイプ、イギリスはBFタイプです。電源プラグはそれぞれ各人ひとつずつ容易しました。また、電源タップを各人ひとつずつ用意しました。これらは安いのを購入して持って行きました。
変圧器については少なくとも自分たちが使う電子機器についてはすべて240Vに対応していたので持って行きませんでした。
1.3.2 国際キャッシュカード
海外ATMで現地通貨を引き出すのに以前は新生銀行のキャッシュカードを使用していたのですが、2018年12月8日で海外ATMでの出金取引および残高照会での取り扱いが終了したので代わりのカードが必要になりました。
ネット情報で当時お勧めされていた(元記事は不明)三菱UFJデビットカードに申し込みました。MUFGは銀行口座も持っていなかったので口座開設と同時にJCBデビットを申し込みました。
1.3.3 海外障害保険
海外障害保険はクレジットカードにもついてるのですが一般メンバーの場合でカードで旅行に関する費用の一部を支払ってる必要があります。自分の分はクレジットカードのものを使うことにして、家族のぶんはJTBと連携してる「t@bihoたびほ」ってのにしました。
1.3.4 アプリ
海外旅行中重宝したのは以下です。
2. 旅程
2.1 往路
2.1.1 2月16日(土)
羽田空港でモバイルルーター借りて11:40発のANA 0215便で出発。一応2時間前に空港着を目指したけど朝はゆっくりできました。ヨーロッパまでのエコノミーは少しきつけど周りが家族だと比較的安心ですね。機内では極力水分を取らない方が楽に過ごせます。機内で有料WiFi使いました。
2.2 パリ
2.2.1 2月16日(土)
16:30シャルルドゴール空港到着。空港のATMで200€引き出す。空港の出口で迎車の方が待ってくれていたのでそのまま車に乗り込みホテルへ。とても感じの良い方でパリでのお土産の話など伺いかなりほぐれました。
ホテルはカンパニール パリ エスト ポルト ド バニョレ。これ、パリの東側のはずれですでにパリ市ではなくて、バニョレ市なんです。パリ20区に接した市で立地的にもグレード的にもあまり良くなく、周辺の治安もあんまり良くなさそうです。18:00頃にチェックインした時、受付の方が日本基準で見ると愛想が悪くて英語も理解できませんでした。良く聞くとその場で宿泊税を払えって言ってるようでそんなん知らんかったのでぼられてるのかと思いました。4人で22€ぐらい取られました(1.88€×4人×3泊でした)。税金以外にもなんかついてたのかも。ただ、ガリエーニ駅のすぐそばなのでオペラ駅まで1本で行けて20分かからないしその点は便利だったので特に不満はないです。
モビリス1日券 ZONE1,2 7.5ユーロ
チェックインしたら即、街に繰り出しました。パリでは3日間とも地下鉄の1日券(モビリス 7.5€)を購入しました。この日もすでに夕方だったけど面倒なので1日券にして地下鉄に乗車。最初は人も少なくなにやら不穏なムードでもあるけど途中から人も増えてきて、オペラ座近くの駅で降りて地上に上がると夕暮れのなかで、建物がピンクにライトアップされておりとても幻想的で別世界でした。ちょっと感動です。そこからシャネル本店まで歩いて行ったのですが、だんだん道が薄暗くなってきてさびれた感じのところに店がありました。中に入りにくいし、特に何も買う予定がないので、表からちらちら見ただけですぐ移動しました。いったん、プランタンまで戻って屋上からエッフェル塔とか眺めました。綺麗でした。
そのあとはオペラ座を外から眺め(暗くで全貌はわからかったけど大きさに圧倒されました)、モノプリオペラ店でお土産(チョコやエコバッグ)を買ったあと通りかかった玉寿司で夕食とりました。日本人的にはあんまり美味しくなかったですが4人で60€ぐらいとかなり安いです。お茶を頼んだらしっかり1.5€づつついてました。まあ、そうなんですね。その後オペラ座付近まで歩き結構歩き回ったのちい地下鉄でホテルまで帰りました。地下鉄や駅では物乞いの人を何人かみかけました。
2.2.2 2月17日(日)
6:30からホテルで朝食。質素だけどフランスパンとスクランブルエッグ、ソーセージが美味しくて満足。超ハードな一日が始まりました。
まずは、凱旋門。地下鉄でたら凱旋門が見えます。これ、写真では良くみるけど実際に見たら本当に迫力が違いますね。大きさにびっくりしました。パリは建物はでかいは、そこに精巧な飾り(ひとつひとつは結構でかいのですが)がついてるわでいちいち驚きます。また、町並みが綺麗だし、やっぱ世界一の観光スポットという感じです。
凱旋門は外から眺めるだけでシャンゼリゼ通りを歩いてコンコンルド広場まで行ったのですが、この日は「黄色いベスト運動」のデモが予定されていたのでコンコルド広場の手前に銃を持った警官がずらりと並んでました。また、数十台のパトロールカーが連なってサイレン鳴らしながらどこかに急いでいたりしてかなり物々しかったのです。
8:48 凄い勢いで走っていく緊急自動車たち
コンコルド広場からは地下鉄に乗って10:30の予約チケットのプリントアウトを持ってエッフェル塔に向かいました。事前にネットで予約者用の優先入場口は一般入場口とは別で並ばなくても良いというのは勉強してたんですが、この日はパリ全体が空いているのか見分けがつかず一般入場口から入ってしまいました。チケット売り場の手前で少し列ができていたので「これ一般入場口なんじゃね」とか話してたら、前にならんでいたサッカーのグリーズマンに似たイケメンお兄さんがチケットある人はあっちからはいりなって身振りで教えてくれました。フランス人やさしいじゃん。そいで、ロープくぐってそっちから入ることにしたんですが、そっちも入口付近は少し並んでいて結局中にはいったときはまたイケメンお兄さんと一緒になりました。でも背は低かったです。エッフェル塔ではてっぺんまで行ってパリ市街を眺めたあとは、シャン・ド・マルス公園でしばらくエッフェル塔の撮影会してました。
ここからUBERが活躍します。まずはシャン・ド・マルス公園公園からフォンダシオン・ルイ・ヴィトンまで約5Km。最初に表示される料金は安いのですが時間料金みたいのが付加されるようで結局1,700円ぐらい。こんとき初UBER体験でした。UBERって利用するのは簡単ですが料金はそんなに安くないなっていう印象でした。
12:12 フォンダシオン・ルイ・ヴィトン ロゴ入ってます
フォンダシオン・ルイ・ヴィトンでは特徴的な建物をバシャバシャ撮影して、次の目的地のサヴォア邸へ向かいます。このあたりは費用よりも時間重視でまたもやUBERで移動。約22Kmで5,500円ぐらいでした。サヴォア邸は20世紀の住宅の最高作品でフランスの歴史的建築物に指定されているそうです。ここは一応入場料金8€/人を払ってゆっくり見学しました。実はサヴォア邸はミュージアムパスに含まれてたことにこのブログ書いてるときに気がつきました。悔しい。
強行スケジュールはまだまだ続きます。この時点で13:45。空腹を我慢してUBERで一気にモンマルトルに向かいます。これは選択ミスだったような。パリ市内渋滞で無駄に時間を使った上、最後のほうで交差点をわたれば目的地のところで右折して大廻りしだすし。運転手の話せる言葉はアプリで分かるのだけど英語が入ってない(運転手さんは英語が話せないかた)ので文句いえないし。結局28Kmと距離もあったのですが、1時間ぐらいかかって7,300円でした(そんなに高くないか)。でお腹が空いてたので Le Grenier à Pain Abessesでサンドイッチとかキッシュとかをテイクアウトして近くの公園で食べました。これは美味しかったです。
14:37 はるか彼方にエッフェル塔を望む丘の上は芸術家たちの場所
サクレ・クール寺院は無料なので少し見学しました。モンマルトルの丘は人気スポットだけあって賑やかな町並みも楽しく、丘の上からのパリ市街の眺望もとても素晴らしかったです。また、そのあたりでは絵描きがずらりと風景画を展示販売しており芸術の街感溢れる素晴らしい雰囲気でした。
16時頃から地下鉄で次の目的地のオルセー美術館に向かいます。ここはパリで楽しみにしてたスポットのひとつ。下調べどおり、ミュージアム・パス専用入場口からすんなり入場。1時間ぐらいの短時間ながら絵画鑑賞を楽しみました。印象派やゴッホなどの馴染み深い絵画が多数あり迫力満点で贅沢なひとときでした。
17:01 オルセー美術館内から時計を見る
休む間もなく地下鉄で移動してシテ建築遺産博物館に行きました。ミュージアムパスで入れます。ここでは、パリの建物物のレプリカが展示されており、外壁を飾る彫刻等が展示されてました。パリの建物で驚くのは外壁に無数の大理石彫刻が飾られており建物自体が巨大なので良くわからないけどその一つ一つがかなり大きい彫刻だったりするし立派な美術品なんですよね。ここにはそういったもののレプリカが展示されてるんですが、石膏で作ったやつとかもあるんですよね。普通大理石の彫刻と思ってたけど、石膏っぽいやつが外壁にくっついてるのもあるんですかね。それか、鋳型なのかも。
19時ころになり流石に疲労と空腹でみんな動けなくなって博物館の向かえのレストランLe Wilsonで晩御飯になりました。料理は普通のステーキっぽいセット頼みました。4人で92€なんで安かったです。
食後は店をでたところのシャイヨー宮からライトアップされたエッフェル塔の撮影会しました。多くの人が夜景を楽しんでおりとてもいい感じでした。
しばらくゆっくりした後地下鉄にのって21時過ぎにホテルに着きました。
2.2.3 2月18日(月)
この日も朝6:30からホテルで朝食。今日はシテ島方面を攻略予定です。地下鉄に乗ってまずはパリ市庁舎見学。この建物も外壁に彫像が沢山埋め込まれており荘厳で圧倒されます。外から眺めるだけなので記念撮影したあとはすぐノートルダム大聖堂に向かいました。
約2か月後の4月15日に火災が発生してしまい尖塔は消失してしまうのですがこの時は当然ありました。また、偶然ブラタモリのパリ編が2月16日(土)の夜に日本で放送されました。ちょうど僕らが機上にいるときです。凱旋門、エッフェル塔、ノートルダム大聖堂などが紹介されてましたが、初日の夜に自宅のレコーダーに乗り込んで録画確認済みで番組内でタモリがパリ市中心の目印の上でくるくる回ってたのを真似たりして遊んでみました。
7:28 パリ中心のマーク?(ブラタモリによる)
次はパリ旅行のメインイベントともいえるルーブル美術館です。ここは絶対混むと思ったので事前にWEBで攻略方法を頭に叩き込みました。このサイトが丁寧に解説してくれておりとても役にたちました。ミュージアムパスを用意してパッサージュ・リシュリュー入口から入る方法です。ちょっとわかりにくかったですが、パレロワイヤル・ルーブル美術館駅側から地上で道を渡ってピラミッドの広場へ抜ける建物内の通路に入り、通路中ほどの左側が入口です。開館30分前の8時30分ぐらいではまだ誰も並んでおらず、ピラミッド横の入口は長蛇の列になってるのを確認して10分前ぐらいに戻ってもまだ4、5人しかいなかったです。時間になって入館したらモナリザに直行して一番に到着。しばらく家族4人だけでモナリザ独占してました。他にも大作絵画や彫刻がごろごろあって見る価値高いですが、ダンジョンぽくって順路確保がかなりしんどかったです。
さすがに2.5時間程度はルーブルで過ごし(それでも短い!)その後は歩いてセーヌ河畔を楽しみながらまたまたシテ島に向かいました。ステンドグラスで有名なサントシャペルです。ここも混むとは聞いていたのですが、建物が分かりにくいっていうのは聞いてなくて全くノーマークってのもあってむちゃむちゃ手間取りました。どうも一つ手前の建物側にはいってしまったようでうろうろした挙句サントシャペルの建物に到達したら長蛇の列。2,30分並んだあとで、もしかしたらミュージアムパス用の入場口は別かもと思って列の先頭まで見にいったら専用入場口があってほとんど並ばずに入りました。専用入場口の見落としはエッフェル塔に次いで2回目でさすがにこれ以降は細心の注意を払うようになりました。サントシャペルのステンドグラスは思っていたよりこじんまりしてましたが(パリの建物はどれも巨大なので)、評判どおりとてもきれいでした。
12:03 サントシャペルのステンドグラス
その後は、12時回っていたのでルーブル美術館からサントシャペルに来る途中にあったおしゃれなカフェで昼食にしようということで橋をわたりました。その時若い女性3人組が近づいてきて”Can you speak English”とか言いながら、わさわさまとわりついてきました。スリですね。胸元に釣ってたスマホケースを抜き取ろうとされたけど、ひもがついててピローンと伸びただけですみました。すろうとするのがばれたら流石に離れていきましたがすぐあとに懲りずに次の相手見つけてにチャレンジしてました。
カフェはオーベルジュ・カフェです。接客のお姉さんがすごく感じが良く日本語のメニューも出してくれました。お客さんは地元っぽい人中心で男性給仕の方は少し愛想悪かったですが、店の外装、内装ともおしゃれで心地よい時間を過ごすことができました。清算のときに男性給仕の方(フランス人)がいきなり日本語で話しかけてこられ、奥様が日本人で厨房で料理を作っておられるそうで、本人もしばらく奥様と一緒に日本に住んでいたとのことでした。全然気がつかなかったけどそりゃスゲーなってことになりました。後から口コミとかみると結構評価が低くってびっくりしたけど、恐らく地元の人向けの店でやっていきたいのかなと思ったりしました。日本人が集まりだすのが嫌なのかも知れません。僕らはたまたまサント・シャペルに行く途中で店の外観がかわいくって、勝手に記念撮影とかしてるときに接客のお姉さんが出てきたので、「写真撮っていい?」って会話してたし、サント・シャペルからの帰りに店に寄ったときも、「かわいいお店なので思わず来ちゃいました。」って感じで、全然下調べしてないのミエミエだったのでその辺で心開いてくれたのかも知れません。料理はとても美味しかったです。料金は105ユーロ。
12:30 オーベルジュ・カフェ店内の表示 マジなのかギャグなのか
腹ごしらえが終わったらセーヌ河畔を散策しました。途中でまたスリ3人組に遭遇しました。大柄のアメリカ人っぽい男の人にちょっかい出したらしくて”Go away!”ってバカでかい声でどならえて、へらへら笑いながら逃げてました。
そこからしばらくマレ地区をうろうろしました。本当はこの時にピカソ美術館にも行きたかったのですが月曜日は休館なのでちょっと残念でした。エドワートでお土産のチョコレートを購入して次は国立近代美術館(ポンピドーセンター)に入りました。14:30頃で長蛇の列になってましたが、かなり短い方の列もあったので学習効果を発揮して先頭まで行って専用入場口を確認して短い方の列に並びました。ここにピカソが結構あったりしました。上の方の階からパリ市街の眺めが良くって今回の旅行では珍しく結構ゆったりと時間を使いました。
15:23 国立近代美術館(ポンピドーセンター)からモンマルトルの丘(サクレ・クール寺院)を望む
その後散策を再開。しばらく行くとショッピングセンターに遭遇。施設内のモノプリレアル店でまたまたお土産を買いました。夕食はどうしようかとトリップアドバイザイーで近隣人気カフェを探しビストロ ビクトワールにしました。通された席が結構隣との間隔がせまく、しかも3組ぐらい日本人が並んでる席でした。隣の人と「日本人嫌だよねー」とか話してたらまたまた、日本の学生2人組が反対側の隣に通されて「何これ日本人ばっかりやん」って盛り上がりました。皆さんトリップアドバイザーで調べたらしくって、「やっぱ同じとこそろっちゃうよね」って話になってので昼間食べた店を強くプッシュしときました。料理は安くて美味しくて4人ともパスタのセットを頼んで75ユーロでした。
食後はすっかり暗くなってたけど、ルーブル美術館まで歩いていって夜のピラミッドを楽しみました。人も少なく綺麗でした。早めに地下鉄に乗り20時に帰宿しました。
2.2.4 2月19日(火)
パリ最終日も6:30から朝食。7:30にはチェックアウトを済ませて貸し切り日本人ドラーイバー待ち。時間どおりにピックアップに来ていただきGare du node駅まで。初日とは違うかたでしたがこちらも温和で感じの良い人でした。道は結構こんでて10Km程度だけど1時間ぐらいかかってしまい10:06発の列車に間に合うかと結構どきどきしました。
チケットは電子チケットをプリントアウトしたやつでバーコードを読み取って入ります。出国審査とか大変なのかとも思ったけど何もなかったような気が。
これでパリとはお別れです。パリの4日間は送迎ドライバーの方も驚くほど好天に恵まれたようでずっと快晴でした。最高気温も16°、16°、14°、13°と異常に高温で東京よりもかなり高かったようです。
2.3 ロンドン
2.3.1 2月19日(火)
11:30にセント・パンクラス駅に到着。入国は特に手続き無しですんなり出札。ハリーポッターで有名なキングスクロス駅はセントパンクラス駅に隣接してるので有名な9と3/4番線を探してしばしさすらいました。壁に刺さったカートの前での撮影はかなり長い列ができていたので横から人込み越しに撮影。ATMで200ポンド引き出したあとオイスターカードを人数分購入(10£チャージ+5£の預かり金)して地下鉄へ。一駅乗ったらラッセルスクエア駅で下車。徒歩3分でロンドンでの宿泊場所であるロイヤルナショナルホテルに12:00時に到着しました。チェックインまでは時間があるので荷物だけ預けて、ホテル内のカフェ(Blooms Pizza Cafe)でピザとビールで雑な昼食。しばらくゆっくりしたあと14:00にチェックインしました。ホテル自体はパリのに比べて敷地も広く明るく清潔な感じでグッドでした。
11:30 オイスターカード購入
お昼食べたら行動開始。まずはホテルから500m、徒歩6分の大英博物館へ。ここは過去にエジプトとかから略奪したものが沢山展示してあって、英国人のせめてもの良心の現われか入場無料(寄付制度)です。とりあえず、ロゼッタストーンは気合いれてみたけど家族も絵画に比べてあまり興味をひくものがないようで、ただひたすら館内を歩きまわって疲れた記憶しかないです。
あっさり1時間ぐらいで地下鉄で移動。ロンドン塔を見学したのちタワーブリッジを渡ってしばしテムズ川を眺めてました。このあたりは建物と自然の景観がマッチしてとても綺麗なんですが、パリの完璧さに比べるとやや地味な感じというか直接心をゆさぶるような感動があまりないのです。
ここから地下鉄でホテルに帰る前に一瞬ピカデリーサーカスに立ち寄りました。地上にあがったときは18時くらいで丁度夕暮れ時で建物がライトアップされており人が溢れていて賑やかで思わずワクワクしました。パリの初日に夕暮れ時に地上に上がったときと同じような感覚でした。ピカデリーサーカスではお兄さんが弾き語りしてるのを周りのひとが楽しんでいる良い感じでしばらくその場で時間を過ごしました。その後はうろうろせず、地下鉄でホテルに20時ころに帰りました。ホテルに帰ったあと、夕食は疲れた人チームはホテル周辺の日本料理のテイクアウトの店Wasabiで弁当買ってホテルで食べることに。元気な人チームはUCL ラウンド16 1stレグ:リバプール×バイエルン観戦のためにセントパンクラス駅付近のスポーツパブまで歩いて行きました。The Euston Flyer, Euston Roadは込み合っててあんまりいい席で観れなかったですがビールと店の雰囲気は楽しめました。試合はスコアレスドローで若干盛り上がりにかけていたような。地元ロンドンのチームじゃないってのもあるかも。試合終わってホテル戻るとすぐ寝ました。
2.3.2 2月20日(水)
ロンドンでも6:30から朝食です。パリでもロンドンでも朝食は7:00からってなってましたが早い目に行っても食べさせてもらえます。大体、1番か2番に食べ始めます。こちらは少しパリのホテルに比べて料理が少なかったかもです。
出発準備組とカーレンタル組に分かれて、自分はHertz – London – St Pancrasまで歩いて車借りに行きました。セントパンクラス駅とホテルは1.3Kmぐらいで平地だし歩いても全然大丈夫です。ただ、平日の朝8時ってことで渋滞がひどくて、レンタカーの店からホテル戻ってくるだけで30分以上ロスしました。この後も何度も、ロンドン近辺の渋滞にはまりました。
この日はセブンシスターズからストーンヘンジに行く予定です。あわよくばバースまで行きたかったのですがまず無理だろうと。イギリスでのレンタカーは25歳以下は運転できないようで今回の旅行では、自分と長男と2人で順番に運転しました。
まずはセブンシスターズまで140Km弱のドライブ。2時間あれば着くかなってのは甘い考えでした。途中、給油休憩をいれて3時間ぐらいかかりました。ロンドン出るところは渋滞してたし、ハイウェイがあまりなくって普通の道だとどラウンダバウトがあったりしてあんまりスピード出せないのですよね。日本だとどこ行くでも高速あるけどイギリスはあんまり高速がない感じでした。セブンシスターズは最初はビーチーヘッドの駐車場に車とめて岸壁まで徒歩で往復(近くです)した後、車を動かしてBirling Gap and the Seven Sistersまで行き、駐車場の車入れたあと、海岸に下りて暫くゆっくりしました。
12:27 Birling Gapの説明看板 海岸におりて崖を見上げます
次はストーンヘンジ。がっかりする観光スポットのNo,1を争っているという噂もあるけどまあドライブがてら。13:00頃に出発して約200Kmあるのでここまでの工程を考えると営業時間内(17:00)に到着できるか不安に。ま、とりあえずお腹が減ったので、ワージングあたりのピクニックカフェっていう小さいお店で14時頃に食事。フィッシュアンドチップスとかハンバーガーとか食べました。4人で7,500円でした。目的地へはまだ160Kmあるのでとりあえず先を急ぎます。イギリスって日本と同じくらいの広さだけど日本が山ばかりなのに比べてイギリスはほとんど平地なのでとても広く感じます。目的地もやたら遠くて何とか16:40ぐらいに到着。なんとか間にあったしこんなの見学するの20分で大丈夫だろうと思ったら駐車場に入るところのゲートでチケットない人は15:00までにはいらなきゃダメって。そんなん知らんがな。その後に来た中国系の女性もあしどめくらってお互いに聞いてないよねって感じでした。この時間からバースまで50Km強進むのも無理っぽかったっし「帰りますか」って時に、googleマップ見てた長男が「これ、横の道から見えるんじゃね」って言い出して、じゃその道から帰ろうってことで、行ってみたらしっかり見えました。んで、まあここはこれで十分でしょってことになりました。
遅刻して入場できず、横の道(A303)から見るストーンヘンジ
ここからは、150Km途中で運転交替してひたすらホテルまで帰りました。途中で「ちょっとウィンザー城寄って行かない?」って提案したけど却下されました。20時頃にホテルに到着。ホテルのカフェ(Blooms Pizza Cafe)で夕食を食べました。
この日は、ロンドンからだと本来別々の1日ツアーであるセブンシスターズとバース~ストーンヘンジ~ウィンザー城の両方をレンタカーの身軽さで1日で回ることを目指しましたが距離遠すぎで全然だめでした。
ロンドン中心部は平日の0700-1800までに走行した場合渋滞税(11.5£)を支払はねばなりません。これの取り立てが超シビアです。ホテルに帰ったあと忘れてて0時回ってからWebサイトから支払ったのですがこれだけでも罰金とられます。本当はWEBで前日分か当日分か選べて前日分だと少し高い(14£)だったようです。そんなの気にせず当日分で支払ったら日本帰った後でHertzから罰金の建て替え払いの請求が来ました。結局180£(3万円)ぐらい罰金とられました。次の日の分を2回は支払ったのに。。。
2.3.3 2月21日(木)
この日はイギリスのメインイベントです。気合い入れて朝御飯抜きで6:30にホテル出発しました。
昼間帯の目的地はコッツウォルズ。蜂蜜色のレンガでできた家並みで有名な地区です。複数の街が点在しており数カ所の街をめぐる予定です。
最初の街はバイブリー (Bibury)。道路も順調で8:30頃には到着しました。当時、るるぶではコッツウォルズの中でバイブリーがイチオシでした。あまり観光地化していないこじんまりとした静かな街並みがとても綺麗だけど、一般住居の入り口に進入禁止や撮影禁止の看板がでてたりして街全体としてはあまり観光客を歓迎してない雰囲気がただよってました。一部の人は街おこしに頑張ってるけど住民はあまり賛同してないような感じ。
8:48 バイブリーにいたリス トウブハイイロリス(Eastern gray squirrel)と思われ。
次はバートンオンザウォーター。適度に観光地化していて、おしゃれなお店も沢山あり街全体がテーマパークのようでした。きれいな小川も流れていて、賑やかでありながらとても居心地が良い空間でした。10時過ぎからSmall Talk Tea Roomsで遅い朝食です。スコーンと紅茶をいただき楽しいひとときをすごしました。そのあとしばらく街を散策しました。自然と建物が調和して美しく風景に溶け込んでおりコッツウォルズの中では一番風光明媚な街だと思います。
ストウ・オン・ザ・ウォルド (Stow on the Wold)は落ち着いた街並みでした、St Edward’s Churchに立ち寄ると中には豪華なステンドグラスをはじめとする綺麗な装飾がなされてました。他の観光客は誰もいないなかで美しい教会が無造作に建っているのは何か別世界に踏み入れてしまったような感覚に襲われました。
上の動画は次の街チッピング・カムデン (Chipping Camden)です。コッツウォウルズはそれぞれの街が比較的小さく、大きな駐車場があまりないのでどの街も路上駐車の車が多いです。それでもちょっと外れまでいけば駐車場や駐車スペースは発見できました。その辺の事情は1年たてばかなり違っているかも知れません。この街にも墓地に隣接したかなり大きくて綺麗な教会(St James’ Church)があり少し見学しました。
最後に訪れたのはブロードウェイ(Broadway) です。比較的こじんまりしていましたがいろんな施設もありました。14:30頃でお腹もすいていたのでおしゃれなお店Tisanes Tea Roomsで再びスコーンと紅茶をいただきました。スコーンにつけるバタークリームが美味しかったのです。そのあとは郊外の丘の上に建っているブロードウェータワーに車で向かいました。丘の上の石造りの塔が青空に映えて、ちょっと他に経験できない爽快感でした。いつもなから次の予定が厳しくなるとは思いながら、一人5£の入場料払ったという貧乏根性もあって塔の上と下で写真取り合ってりしてすっかりくつろいでしまいました。
15:26 ブロードウェータワー 美しい風景でした
このあとは最後の重大イベントのサッカー観戦です。ロンドンで20時キックオフで1時間前にはスタジアム入りしておきたいなと思ってました。レンタカーはセントパンクラス駅のHertzで18:00に返却予定。そこから地下鉄で移動予定でした。ところが、時はすでに16時前、ブロードウェーからセントパンクラスまでは約140Kmあり最短でも2時間はかかり、ロンドン近郊の渋滞を考えたらレンタカー屋の閉店時刻の19時までに店までたどり着けたら御の字でそこから移動してギリギリ試合開始に間に合うかもって状況でした。
走り出しても断続的に渋滞しているしかなりイライラした状態になってきました。それでもかなり進んんだところで、今度はガソリンがなくなってきました。時間ないけど燃料補給は必須ってことで、まずはガソリンスタンドを探しました。googleマップでガソリンスタンドで検索しても出てこないけどESSOで検索すれば少し先で道から離れたところで発見できてホットしました。昨日に続いて2度目のESSOでの給油です。場所はEssoハイウィカム店。
ガソリン入れてちょっと落ち着いたのもつかの間この時点で時刻は17:30でレンタカー屋さんまでは50Kmで最短で50分程度の行程です。運転手交代して先を急ぎました。そうこうしてるうちにウェンブリー越えたあたりで本格的に道が込みだし「こりゃ、レンタカー屋さん無理じゃね」って。
そこで、レンタカーは次の日に返すことにして、サッカー観戦するスタンフォードブリッジの方が手前にあるのでその付近まで車で行って地下鉄で一本で行ける辺りに駐車しようと作戦を変更しました。じゃ レンタカー屋さんに連絡しようってことで我が家で一番英語堪能の奥さまに電話してもらうことに。すると夜中に勝手に車返却してキーを返却ボックスに返しておけば同一料金でOKということが判明。緊張感ただよっていた車内はがぜん盛り上がってハイタッチ状態。一躍奥さまがMVPに選出されました。
そこから駐車の候補地をベイズウォーターに決めて、18:30には付近の路上パーキングエリア(幸運なことに平日18:30以降は4時間まで無料!!)に駐車。そこから地下鉄に乗って19:20にスタンフォードブリッジに無事到着したのでした。
18:36 平日18:30以降は4時間まで無料。なんという幸運!!
スタジアムは最寄りの駅のフラムブロードウェイから200mぐらい。大勢のサポーターと一緒にスタジアムに向かいます。スタジアム周辺で大柄のガードマンっぽい人に呼び止められてチケットの確認されました。「どこで入手したんや?」みたいなこと聞かれて「オフィシャルサイトじゃ」って答えようと思ったんだけどとっさに出てこずregular siteっとか言ってたらOK出されたようで去って行きました。入場したらいきなり客席に入ってウォーミングアップを見学しました。
チェルシーはこのときリーグ戦の調子悪くって、UELファーストレグも苦戦しながらなんとか2-1で勝ってました。もしかしたらトップチームで来るかもって期待したのですがお目当てのアザールはベンチスタートでちょっとがっがりです。でも、カンテ、ウィリアン、コバチッチとかも見れたし、大人気の若手のスピードスター、ハドソン・オドイーも(後半はジョルジーニョも)見れたのでまあ良しとしましょう。試合の前半は0-0で終わりました。後半になってアザールもアップしだして、膠着状態なら出る機会あるかなと思いましたが後半の2点目とった段階でベンチに引っ込みました。残念。試合はチェルシーが後半3点とって完勝。最後はハドソン・オドイーのゴール締めくくりでホームのサポーターは多いに盛りあがってました。試合終了後は地下鉄に乗って急いで車に戻り、駐車期限ぎりぎりの22:30ごろに出発して23時過ぎにレンタカーを返却しました。
21:00 ハーフタイムに騒ぐマルメサポーター。プレミアリーグでは絶対こういうことないけどね。
その後、夜更けにキングスクロス駅前のバーガーキングで晩御飯を食べて歩いて0時前にホテルに帰りました。
2.3.4 2月22日(金)
最終日は比較的ゆっくりと7:30からホテルで朝食をとり、チェックアウトを済ませたのち荷物を預かってもらいました。最終日はフライトが夕方(19:00)なのでロンドン市内の有名スポットを回りました。
2階建てバスに乗ってまずはビッグベンまで。時計台の周りは工事中でしたが、ウェストミンスター橋を行ったり来たりしながら写真撮影。ウェストミンスター寺院は20ポンド支払って入場し音声ガイドも借りて見学しました。そこからぶらぶら歩いてバッキンガム宮殿へ。あんまり気にしてなかったのですが、ちょうど11:15分からの衛兵交替の直前に到着して間近に見れてラッキーでした。
しばらく宮殿周辺をうろうろして騎馬警官と写真とったり。その後歩いてハロッズに向かいます。テディベア関係のお土産が目当てですが、広い敷地内の広大な売り場のディスプレイが美しく、1階の食料品売り場などアートとしても素晴らしかったです。
デバートを出たらすぐ近くのTattersalls Tavernでフィッシュアンドチップス。魚が大きくて最後に本格的な?フィッシュアンドチップス食べました。美味しかったです。4人で66£(9,800円)でした。イギリスの外食は若干高めですね。
これで全日程終了で地下鉄でホテルに戻って荷物を受け取り、再び地下鉄で空港へ向かいました。ホテルから空港への移動は大きな荷物もあるしハイヤーなどが勧められるけど、今回は地下鉄一本で乗車時間は48分で行けるのでそっちを選びました。断然安いし。ただ、混雑具合はとても気になりましたが、ラッセルスクエア駅からだと車両は空いていて途中からは混みますが、各自座席横の荷物を置ける場所を確保して空港まで快適に行けました。一番前の車両だとほとんど人が居なくて端っこの席で座っていけたようです。
16:30頃ヒースロー空港に到着。お土産購入してゆっくりした後 19:00発のANA 012便でロンドンを離れたのでした。
ロンドンの4日間も記録的な好天で最高気温は9度、11度、14度、16度で最後の2日間はすごく晴れてました。過去にイギリスに滞在したときはあんまり晴れた記憶がなく毎日小雨のふる曇天の印象しかなかったためとても快適な日々を過ごすことができました。
2.4 復路
2.4.1 2月23日(土)
15:50 無事羽田空港に到着。空港でWiFIを返却して18:00に帰宅。大冒険が終了しました。
3. まとめ
3.1 費用
家族4人の欧州旅行(パリ・ロンドンの総費用6泊8日)の総費用です。
費目 | 金額(円) | 内容 |
JTB | 948,176 | ダイナミックJTB(ホテル、飛行機、他) |
保険 | 9,220 | t@bihoたびほ |
小物 | 18,489 | スーツケース、電源タップ等 |
通信 | 22,968 | WiFIレンタル |
宿泊 | 2,862 | パリ宿泊税 |
交通 | 93,604 | パリ送迎、ユーロスター、他 |
食費 | 197,898 | 滞在中の食費 |
観光 | 60,248 | 各施設入館料金、旅行案内本 |
お土産 | 47,061 | 日本持ちかえり土産 |
サッカー | 29,322 | メンバーシップ、ゲームチケット |
車 | 51,348 | 免許、レンタカー、ガソリン、駐車料、渋滞税 |
罰金 | 28,922 | 渋滞税滞納 |
合計 | 1,420,188 |
コメント
[…] 2019年2月16日-2月23日パリ(カンパニール パリ エスト ポルト ド バニョレ)、ロンドン(ロイヤルナショナルホテル) […]